2011年06月01日

ブイエス

あるテレビ番組で VS と書いてブイエスと読んでいた。○○VS△△の類いだ。「早稲田対慶応」と書いて「わせだタイけいおう」と読めば普通の日本語だ。これを「早稲田VS慶応」とかいて「わでだブイエスけいおう」と読んでいるようなものだ。

そもそも VS はブイエスと読むべきものだろうか。たしかにアルファベットの文字としては、日本で V をブイと言ってるむきが多いので、そういう大勢に従って読めばブイエスかもしれない。しかし英語ではない。「早稲田対慶応」の「対」に相当して、VS に似ているものでは、英語に vs. がある。じゃあそれだろうと言いたいだろうが、これはヴァーサスに近い発音だ。vs. は versus の略字で、アメリカ式が vs. または vs で、イギリス式が v. または v で、略字はあくまでも文字であって略語ではないから、vs. も versus と読む。

そもそも V はブイではない。日本人の耳にはほとんどビーとしか聞こえないような音である。それを無理に片仮名で書き表したのがヴィーだが、片仮名をそのまま読んだ結果ブイとなったものだろう。もともと日本語には無い音を別な音で言い換えてまで、VS とやってブイエスと読む必要は全く無い。もしどうしても英語っぽくやりたいなら、ヴァーサスと読むほうがましだ。出来もしない英語まがいをやたら使いたがるのは、国民性かもしれないがが恥ずかしいことだ。


posted by シャノワール at 16:44| Comment(0) | 外来語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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